NISHIKA SHOWTEN Blog

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2011年 04月 12日

雑感 -repeat-

こんばんは。

最近、巷でも安易に建築がらみのデザイナーを名乗るモノが・・・

自ら言うか?カッコいいか?

可笑しな話だ。。。

本職とは???

ボクの尊敬する職人さん達のほうが絶対にカッコいい!

そして・・・

f0223844_23204075.jpg雑感

(奄美 建築士 創立30周年 記念誌 昭和59年5月18日発行)

TS設計室主催 TN ※尊敬する島の設計士(故)による記事(コトバ)です。

■ ポストモダーンが花盛りである。当初何となくぎこちなかったようであるが、ここに来てそれらしい体裁を整え始めている様子だ。久し振りにA+Uなんぞをめくってみると、アメリカの建築界では、予想以上に浸透しており、そのスピードの早さに驚かされる。
一方、安藤忠雄がブームである。こちらは難解な修辞論など出来ないが、これ又、ある方向を暗示する。気になっていた存在ではあるのだが、講演会・展示会に接し、作品を見て、一層その感を強くした。
彼も今やスター並みである。(かの紀章氏が若尾文子の亭主となって大スターの位置を獲得したが・・・・・・・・・)
一見対象的な2つの方向であるが、混迷を極めていた建築界に何やら出口か入口かわからぬが、それらしきものが垣間見えて来たということか。

■ こういう算出の方法は名瀬に帰って始めて知ったのだが、木造の場合、坪4,000円程が設計料の相場だそうだ。RC住宅の場合、工事費の3%とか4%とかを示すと施主が目をむく。よそは2%でやりますよという訳だ。
設計業務は、ほとんど人間の手間仕事だとすると、設計料はまともな建築にするための手のかけ方の程度を示すものだ。設計者の思い入れの程度を示すものだ。決して儲けの度合を示すものではない。
依頼をうける度に施主に説明することの単純な理屈の何と理解してもらえないことか。絶望的でさえある。かくて、まともな設計監理しようとすれば、時間外労働の奉仕活動あるのみだ。設計者の怠慢のつけは大きい。
ポストモダーンや安藤とのこの落差。

■ 士会大島支部が30年を数えるという。
いたずらに老いて来ただけの30年なのか。あるいは、ようやく一人前に考える齢を得たという事なのか。覚悟の程のみが決めてくれる。

以上、1984-5奄美建築士創立30周年記念誌からの記事です。
TN氏の建築に対する熱い思いが伝わってくる文章だと思いませんか?
25年前のこの記事を読んだとき、本当に感動しました。

TN氏とは、何度か仕事をする機会があり、建築に携わる者(施工者)として、いろいろと勉強になりました。
建築に対する考え、図面(特にディテール)、職人さんとの接し方(納まりとかを丁寧に伝える)、雰囲気・・・島で建築家といえる存在だと思います。

建築家とは?
設計士の中でも特にデザインに対するこだわりが強く、またセンスがあるとされている人たち。建築士との境界線が非常に分かりにくい。昔は安藤忠雄や丹下健三のような巨匠だけが建築家というようなイメージがありましたが、住宅のような小さな建物でもいいものを作る人は建築家というようになってきています。一つだけ客観的な基準をあげるならば、「建築家協会」(JIA)という会がありまして、その会員であれば正式な建築家であるという考え方があります。ただあまり知られていないのですが、この会に入るには1級建築士取得後5年の実務経験と、会員二人の推薦、および年会費7万円という高いハードルがあり、実力を持っていても入会していない方がたくさんいます。

※文章は引用です。

本物は、自ら建築家とか、先生とか、デザイナーとか名乗らないということです。
他人(第三者)が認めるのであれば良いと思いますが・・・
マギラワシイカギリ?オノレヲシルベシ!
思いこみ(たぶんいける)は間違いの基、まずは自分に言い聞かせないと・・・

・・・そういう時、以前見たテレビ番組(情熱大陸『安藤忠雄』)での安藤忠雄氏の教えの一つ「対等な人間関係が人を動かす」が思い浮かびます。
クライアントも設計事務所も施工会社も、そして職人さん一人ひとりが対等にいて、その建物・家(建築)のコトを思う心が大切なのだと。


建築デザイナーとは?

インテリアデザイナーとは?

景観デザイナーとは?

風景デザイナーとは?


対外的なパフォーマンスやらなんやら・・・

“売ることに執着するのではなく
“造ること”のプロとして

“建築(モノつくり)の本質”を忘れずに!

仕事頑張って行きましょう!!


・・・忘れそうな時には、これに限る。

雑感 -repeat-
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by nishikashowten | 2011-04-12 23:30 | 建築のこと


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