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NISHIKA SHOWTEN Blog

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2015年 01月 27日

僕らは、友達になれるだろうか?

こんにちは。
10時も過ぎたんで?ちょいと一息コーヒータイム。。063.gif

久しぶりに本のことを(昨晩アップしたつもりが042.gif)・・・

冬休み明け、テレビの番宣を見ながら息子との会話。018.gif
『オトウ、この本持ってるよね』
『持ってるよ』
『どんな本?ハッピーエンド?』
『父と息子の話・・・』
ドラマ化されることを知り、久しぶり読んでみようと思った。

僕らは、友達になれるだろうか?_f0223844_10435645.jpg


流星ワゴン
重松清

38歳、秋。
ある日、僕は同い歳の
父親に出会った――。

※帯文より

この本を初めて読んだのは、偶然?僕は38歳。父もまだ現役で朝早くからの新聞折り込みと魚の仕入れ、昼は畑仕事とまだまだ元気だったことを思い出す。
現在、僕は44歳。父が44歳の時に僕は11歳、ちょうど僕と長男ハルトと同じ年齢差に気づいた。38歳から44歳の間の出来事や、息子としての自分は?父としての自分は?そんなことを考えながら読み返した。

この6年の間にも色んな事があった。父は2年前ぐらいから急に足腰が弱り、それを機会に車の免許を返上した。その頃から急に老け込んだような気がする。魚屋を切り盛りしている母が元気なうちはと、父の代わりに毎日ではないが僕の魚市場通いは始まった。魚市場は、僕が幼いころ、父に連れて行ってもらった思い出の場所で、今でも当時のことは良く憶えている。活気のある市場、いろんな物が売っていた露店、仕入れの帰りに食べに行った波止場食堂のモーニング。僕には大人の仲間入りをしたような特別な時間のように思えた。
時が経ち、自分が親になり、たまに息子を魚市場へ連れて行く、幼い頃の自分を重ねながら・・・

文庫本のあとがきに『・・・親になったおかげで、子どもの頃の自分との距離がうんと近くなった。その頃の父親の姿がくっきりしてきて、当時わからなかった父親の思いが少しずつ伝わるようになってきた。そのことを僕は幸せだと思っている。』と書いてあった。まさにそんな気持ちなのかもしれない。

最近の父は、ほとんど外に出ることもなく、昼間は寝床と居間を行ったり来たり、毎日晩酌だけは欠かさない。僕は出来る限り晩酌に付き合うようにしている。

『やーの顔を見らんばねむららん』(お前の顔を見ないと眠られない)
この言葉を聞いたらなおさら・・・
いつまでたっても息子のことが心配らしい。

あ、自分の話はおいといて023.gif・・・

流星ワゴン

僕らは、友達になれるだろうか?
※帯文より

同じ年齢の親父に出会える本、また5年後6年後に読み返したいと思います。043.gif

では、







by nishikashowten | 2015-01-27 10:30 | 趣味とか


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