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2010年 03月 04日

バスツアー

2010年3月4日木曜日
今日は9:00~16:00まで、奄美産木材活用協議会主催の“奄美産木材利用見学バスツアー”に参加して来ました。主に琉球松を利用している民間住宅や公共住宅及び施設、材料を供給・加工している製材所と木工センターを見学して来ました。
簡単にレポートします。
f0223844_133535100.jpg【宇検村の製材所】

f0223844_13363856.jpg【奄美産の琉球松の原木】

f0223844_1340287.jpg【製材加工(原板サイズに製材)】
続き↓




f0223844_13414420.jpg【青変菌(青カビ)防止対策】
琉球松は、伐採してから時間が経過すると青変菌による青カビが発生するため、防カビ剤を散布します。

f0223844_13452089.jpg【青変菌の発生した琉球松(製材)】

f0223844_1347580.jpg【木材の人口乾燥】
乾燥収縮やカビ防止のため、人口乾燥機により、含水率を10%程度まで落とします。乾燥により、①強度が高まる、②ツヤが出る、③狂いが生じにくいなどのメリットがあります。

f0223844_13485953.jpg【住用の木工所】
奄美産木材を使用した家具が展示販売されています。

f0223844_13513226.jpg【仕上げ加工】
腰板、フローリング等商品のサイズに加工します。

f0223844_13525796.jpg【腰板材】
腰板材の裏面です。材を繋ぐためのサクリ(オス、メス加工)以外に、反りや曲がり防止のために裏部分に溝を入れます。

f0223844_13535064.jpg【宇検村役場、琉球松の腰壁】
木のあふれる街づくり事業の一環として、森林環境税により整備されたそうです。

f0223844_13561668.jpg【宇検村役場、琉球松カウンター】
板材(45ミリ程度)を2枚真ん中で継いで製作されていました。

f0223844_13571626.jpg【カウンターの反り】
木材は木表(年輪の外側)のほうに反るので、特に注意が必要です。ウレタン塗装する際は、反り防止のため、表(仕上げ)面と裏(隠れる)面を同じように塗装しますが、板厚が厚いと癖のある琉球松以外の木種や集成材でも難しいです。

f0223844_13582045.jpg【・・・・・】
役場職員でD高同窓のS一郎を発見。郵便屋さんの兄と、ニヤニヤしながらしゃべっていました。そんな彼は、去年ワンに泣かされました。そのことは次回アップします。

f0223844_13585541.jpg【ユスのナンコ台】
奄美産木材ユスで製作されたナンコ台です。芯材(木の真ん中の部分)を使用しないと、ナンコを置くときの良い音が鳴らないそうです。色合いや木目がとてもきれいです。

最後に、奄美産木材活用協議会の会長から話があり、“昔から奄美大島では、山の木はマキとしての利用はあったが、建築資材としての利用が、あまりなっかたため本土のような植林などによる山の手入れがされていません。そのため、イジュやユスといった本土の銘木に負けないぐらいの木種を利用するには、コストがかかりすぎる。また、それ以外の木種は、建築資材としては向かない言われています。島の林業や木材・住宅関係業界の活性化のために、鹿児島県などにも協力してもらい、生息割合が高く、木目の美しい琉球松を加工、販売することに力を入れています。まだ一般材に比べれば割高なので、コスト削減のために努力をしています。ただ、受注量が少ないと、それも難しい。みなさんにも協力してほしい”とのことでした。
これを機会に、建築に携わるものとして、島の木材のこと、メリットやデメリット、材料としての使い方などを、もっと学ばなければいけないと思いました。
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by nishikashowten | 2010-03-04 18:03 | 建築のこと


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