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NISHIKA SHOWTEN Blog

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2010年 09月 11日

H.N house(奄美市笠利町) -20100908

Projects / 嘉川設計 + 松元組
H.N house←最終案模型はここをクリック!(一部変更あり)

2010年9月8日pm9:30―地鎮祭―
H.N house(奄美市笠利町) -20100908_f0223844_747379.jpg干潮から満潮に向かう時、厳かに地鎮祭が始まりました。

今回の地鎮祭は、奄美のユタ神様による古典的な形式で行われました。
何度かユタ神様による地鎮祭は経験しているのですが、今回は最長の1時間30分の儀式でした。
通常は30分ぐらいなので長いと思われますが、ユタ神様から儀式の一つ一つの意味などを教えて頂き、とても勉強になりました。

私事ですが、幼い時に魚屋(実家)でありがら、なんで大工の神様を拝むのか不思議に思ったことがありましが、父から色々と聞かされ島では代々長男(後継ぎ)が拝んでいくものだと教えられました。
それと母は魚屋の水廻りのことがあるので水神様を拝んでいます。水神様は女性が祀る神様だったと思います?あと、母からは“便所にも神様が居るからいつも綺麗にしなさい”とか、いろんな処(自然界)に神様が居るということを教わりました。

今回の地鎮祭でユタ神様から“大工の神様”=“山の神様”だと聞いて、父のやっていることの点と点が線で繋がったような気がします。それは、父が祖父(先祖代々)から受け継いだ山を本当に大事にしていることから思ったことです。
自分自身、遊び盛りの幼少時から多感な?高校生の時まで、山の手伝い(畑仕事)は、きつくてあまり好きではなかったけど、後継ぎという自覚と自分が父親となってから行く山は、とても清々しく気持ちがいいです。なかなか仕事(建築の)が忙しく山の手伝いは出来ないけど、時間が出来る限り足を運ぶようにしたいと思っています。

父とは畑違いの建築という仕事をしているけど、“山”と“大工(建築)”が線で繋がり、父への尊敬の気持ちが、また強くなりました。

自分も子供から尊敬されるようにがんばらねば!
今は、全然ダメオヤジだからや~
大丈夫かい?

なにはともあれ、自然を大切にするという島の教え(自然崇拝の教え)を、次の世代へ継承していきたいですね。

あれ、これ仕事(Projects)の話だったや~

まっ、いいか?

by nishikashowten | 2010-09-11 09:02 | 建築のこと


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